足利義輝の似顔絵

足利義輝,足利義藤のイラスト

足利義藤 / 足利義輝

あしかがよしふじ / あしかがよしてる
(1536-1565)
室町幕府第13代将軍

足利義晴の嫡男。父の亡命先である近江坂本で将軍に就任。畿内で勢力を広げる三好長慶と衝突を繰り返し、1558年に和睦して帰京。諸国の有力大名間の抗争を調停しながら幕府権力と将軍権威の復活を目指した。1564年に長慶が病没し、将軍親政を進めようとする一方、幕政の掌握を目論む松永久秀と三好三人衆が将軍の廃立を画策。三好軍によって二条御所を急襲され、衆寡敵せず討死した(永禄の変)。俗説では塚原卜伝に剣術を師事したとされる。

関連人物

  • 足利義晴(第12代将軍):父。大御所として義輝を後見。
  • 細川晴元(京兆家当主):家臣。義輝を擁して三好長慶らと抗争。
  • 三好長慶(細川家重臣):陪臣。晴元・義輝と抗争しながら「天下」を掌握。
  • 松永久秀(三好家重臣):陪々臣。義輝の権威復興を警戒し、将軍廃立を画策。
  • 三好義継(河内の大名):長慶の甥。三人衆らを率いて義輝暗殺を実行。
  • 足利義栄(第14代将軍):従弟。久秀・三好三人衆によって担がれた傀儡。
  • 一乗院覚慶(一乗院門跡):実弟。義輝死後に還俗し、将軍足利義昭となる。
  • 塚原卜伝(剣豪・兵法家):剣術の師とされる。
  • 細川藤孝(幕府奉公衆):偏諱「藤」を受けた。
  • 最上義光(出羽の大名):偏諱「義」を受けた。
  • 上杉輝虎(越後の大名):偏諱「輝」を受けた。
  • 毛利輝元(安芸の大名):偏諱「輝」を受けた。

参考資料

  • 足利義輝像(国立歴史民俗博物館蔵)
  • 足利義輝像(光源院蔵)

(2017/03/14 改作)

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