カミッロ・カヴール
Camillo Benso, conte di Cavour(1810-1861)
イタリアの政治家
初代イタリア王国首相
トリノの侯爵家出身。軍人を辞して農場経営に携わり、日刊紙を創刊して政治活動を開始する。のちサルデーニャ王国の下院議員となり、1852年に首相に就任。自由主義政策を展開して社会・産業の近代化に努める一方、外交では英仏と結んでクリミア戦争に介入、オーストリアに対抗する。リソルジメントを積極的に推進し、中部イタリア、両シチリア王国を併合。1861年、君主制によるイタリア統一を実現させて初代首相となるが、直後に病没した。