カラカラ帝の似顔絵

カラカラ帝のイラスト

カラカラ / ルキウス・セプティミウス・バッシアヌス

Caracalla / Lucius Septimius Bassianus
(188-217)
ローマ帝国(セウェルス朝)第2代皇帝

セプティミウス・セウェルス帝の長男。父の病没を受け、弟ゲタと並んで共同統治者となる。やがて帝国の主導権を巡る確執の果てに弟を抹殺し、その一派も粛清して単独皇帝として即位。212年、税収対策として全自由民に市民権を与える「アントニヌス勅令」を発布。軍権力を抱え込んで民衆に暴政を敷く一方で、巨大浴場(カラカラ浴場)建設などの事業を行う。メソポタミア遠征の準備中、私怨を持っていた一近衛兵によって暗殺された。

関連人物

  • セプティミウス・セウェルス(ローマ皇帝):父帝。北アフリカ出身。
  • ユリア・ドムナ(ローマ皇后):母后。シリア出身。
  • ゲタ(共同皇帝):実弟。かねてより不仲で、和解協議の場で抹殺された。
  • マクリヌス(近衛隊長):重臣。カラカラ暗殺の首謀者とされ、帝位を継承。
  • エラガバルス(ローマ皇帝):カラカラの落胤という名目で帝位に推戴された。
  • パピニアヌス(法学者):近衛総監。ゲタ殺害に反対したため処刑された。
  • ウルピアヌス(法学者):顧問員。
  • パウルス(法学者):顧問員。
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