伊達宗城の似顔絵

伊達宗城のイラスト

伊達宗城

だてむねなり(1818-1892)
幕末の外様大名、明治時代の政治家
伊予宇和島藩第8代藩主

旗本山口直勝の次男。伊達宗紀の養子となり、1844年に藩主となる。殖産興業などの藩政改革に努め、高野長英や村田蔵六を招いて洋式軍備を拡充。将軍継嗣問題で一橋慶喜を擁立したため、安政の大獄で隠居謹慎となるが、その後も幕政に参与して島津久光と公武合体を推進した。明治新政府では議定に列して外交責任に携わり、民部卿や大蔵卿などを歴任。1871年には欽差全権大臣として日清修好条規に調印、帰国後ほどなく中央政界を引退した。

関連人物

  • 伊達宗紀(第7代宇和島藩主):養父。
  • 井伊直弼(大老):将軍継嗣問題で対立し、安政の大獄を発動。
  • 一橋慶喜(一橋家当主):13代将軍家定の継嗣として擁立されたが敗北。
  • 松平慶永(第16代福井藩主):共に幕政に参画しながら交流。
  • 山内容堂(第15代土佐藩主):共に幕政に参画しながら交流。
  • 島津斉彬(第11代薩摩藩主):共に幕政に参画しながら交流。
  • 島津久光(薩摩藩重鎮):共に幕政に参画しながら交流。
  • 高野長英(蘭学者):宗城の庇護下で藩の洋式化に従事。
  • 村田蔵六(兵学者):宇和島藩に出仕し、洋式軍備の拡充や蘭学講義に従事。
  • 李鴻章(清朝直隷総督):1871年に日清修好条規を締結。
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