道元の似顔絵

道元のイラスト

道元

どうげん
(1200-1253)
鎌倉時代前期の僧
日本曹洞宗開祖(高祖)

村上源氏出身。幼少で親を失い、13歳で比叡山へ入る。次第に天台教理に疑問を抱き、臨済宗の建仁寺へ転じて明全に師事。24歳の時に師弟で宋へ渡り、曹洞宗の天童如浄へ参禅した。帰国後は京に興聖寺を開き、のち越前へ下向して、1244年に大佛寺(永平寺)を創建。晩年は大著「正法眼蔵」の著述と門弟の養成に努めた。ただひたすらに坐禅に打ち込む(只管打坐)事が修行であり、無限の修行こそが悟りである(修証一如)と説く。

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり

春は桜の花、夏はホトトギス、秋は月、冬は雪が冴え冴えとして清々しいのだなあ。

「傘松道詠」

関連人物

  • 久我通親(公卿):父または祖父。内大臣として権勢を誇った。
  • 堀川通具(公卿):通親の子。道元の異母兄で、育ての親という。
  • 松殿基房(公卿):外祖父。道元生誕時は既に政界から隠退していた。
  • 明全(臨済宗の僧):師。栄西の弟子。共に入宋するが、現地で客死した。
  • 天童如浄(中国曹洞宗の僧):師。道元に只管打坐の禅を授けた。
  • 九条教家(公卿・僧):興聖寺に法座を寄進した。
  • 北条時頼(第5代執権):道元を鎌倉に招くが、半年の滞在に終わった。
  • 波多野義重(北条氏被官):大壇越。道元に帰依し、永平寺建立を支援した。
  • 孤雲懐奨(曹洞宗第2祖):法嗣。「正法眼蔵」を筆録・整備した。
  • 徹通義介(曹洞宗第3祖):内紛で永平寺を出て、加賀に大乗寺を開山した。
  • 瑩山紹瑾(曹洞宗太祖):義介の弟子。中興の祖。

参考資料

  • 道元禅師図像(宝慶寺蔵)
  • 道元禅師図像(永平寺蔵)

(2017/10/14 改作)