明治天皇 / 睦仁親王
めいじてんのう / むつひとしんのう
（1852-1912）
第122代天皇
孝明天皇の第二皇子。父帝の急逝により16歳で践祚。即位後ほどなく大政奉還を勅許、倒幕派によって王政復古の大号令を発して新政府を樹立する。基本方針「五箇条の御誓文」を表明し、京都から東京へ遷都。軍人勅諭・大日本帝国憲法・教育勅語の発布などを通して近代天皇制国家を確立。日清戦争と日露戦争では大本営で直接戦争指導に当たり、戦後は韓国併合や満州経営を進める。日本を列強への道に導いた大帝として国民から畏敬された。
四方の海 みなはらからと 思ふ世に など波風の 立ち騒ぐらむ
日露戦争中の御製
関連人物
- 孝明天皇（第121代天皇）：父帝。
- 大正天皇（第123代天皇）：第三皇子・嘉仁親王。
- 徳川慶喜（第15代将軍）：政権返上を天皇に上奏。
- 有栖川宮熾仁親王（皇族・軍人）：戊辰戦争で東征大総督に就任。
- 三条実美（公卿）：新政府首脳。
- 岩倉具視（公卿）：新政府首脳。
- 大久保利通（薩摩藩出身）：新政府首脳。
- 西郷隆盛（薩摩藩出身）：新政府首脳。
- 木戸孝允（長州藩出身）：新政府首脳。
- 伊藤博文（長州藩出身）：新政府首脳。
- 元田永孚（儒学者）：侍講。佐々木高行らと天皇親政運動を展開。
- 乃木希典（陸軍軍人）：大喪の日に殉死した。
参考資料
- キヨッソーネ：明治天皇御真影
（2017/08/09 改作）
