藤原武智麻呂の似顔絵

藤原武智麻呂のイラスト

藤原武智麻呂

ふじわらのむちまろ
(680-737)
飛鳥時代後期~奈良時代前期の公卿
藤原南家の祖

藤原不比等の長男。内舎人・中判事を経て、大学頭として大学制度の設立に努め、図書頭時代には壬申の乱で散逸した書物の補充を進めるなど、文官職を歴任。また東宮傅として首皇太子(聖武天皇)の教育にも当たる。一方、729年の長屋王の変では、舎人親王らと共に王を糾問して自害へ追い込んでいる。政変の直後に大納言、さらに右大臣へ上り、自らを首班とする藤原四子政権を確立するが、当時猛威を振るっていた天然痘により急死した。

関連人物

  • 聖武天皇(第45代天皇):皇太子時代に武智麻呂から教育を受けた。
  • 藤原不比等(公卿):父。
  • 藤原房前(公卿):長弟。
  • 藤原宇合(公卿):次弟。
  • 藤原麻呂(公卿):末弟(異母弟)。
  • 藤原光明子(聖武天皇の皇后):異母妹。
  • 藤原豊成(公卿):長男。
  • 藤原仲麻呂(公卿):次男。
  • 長屋王(皇族):妹婿で政敵。謀反の誣告を受け、自害に追い込まれた。
  • 舎人親王(皇族):武智麻呂や新田部親王らと共に長屋王を糾問。

参考資料

  • 藤原武智麻呂像(栄山寺蔵)
  • 菊池容斎:「前賢故実」より

(2016/10/02 改作)

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