ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ
Gian Lorenzo Bernini(1598-1680)
イタリア・バロック期の彫刻家・建築家
ナポリ出身。8歳でローマへ移住し、彫刻家の父から手ほどきを受ける。枢機卿の依頼で制作した「プロセルピナの略奪」「アポロンとダフネ」などで20代で名声を確立。ウルバヌス8世以降の歴代教皇に重用され、建築・彫刻・都市計画が融合した一連の芸術を制作。一時は他の芸術家に押されるが「聖テレジアの法悦」「四大河の泉」といった傑作で力を示した。躍動的な人体表現、豪華絢爛な装飾に溢れる作風はバロック芸術を代表し、当時から奇跡と讃えられた。
関連人物
- ピエトロ・ベルニーニ(彫刻家):父。
- パウルス5世(ローマ教皇):父の代からの庇護者。
- ウルバヌス8世(ローマ教皇):庇護者。
- インノケンティウス10世(ローマ教皇):庇護者。
- アレクサンデル7世(ローマ教皇):庇護者。
- コルトーナ(画家・建築家):ライバル。
- アルガルディ(彫刻家):ライバル。
- ボッロミーニ(建築家):弟子でライバル。
参考リンク
- ベルニーニの作品と解説(サルヴァスタイル美術館)