ハンス・ホルバイン(子)
Hans Holbein der Jüngere(1497/98-1543)
ドイツ・ルネサンス期の画家
アウクスブルク出身。同名の父から絵画を学び、修業をかねて各地を遍歴する。1515年からバーゼルに滞在し、当地の有力者の庇護を得て肖像画や宗教画を制作。また「痴愚神礼讃」などの挿絵を手掛け、エラスムスらと交流した。のちトマス・モアとも知り合い、1526年に渡英。一旦の帰国を挟んで再び渡英し、晩年は国王ヘンリー8世の宮廷画家として活動した。冷徹な筆致と繊細な写実表現による肖像画に優れたほか、連作木版画「死の舞踏」でも名高い。
関連人物
- ハンス・ホルバイン(画家):父。
- ブルクマイアー(画家):同郷。ホルバインが影響を受けた。
- エラスムス(人文主義者):友人。
- モア(政治家):ホルバインが肖像を描いた。
- クロムウェル(政治家):ホルバインが肖像を描いた。
- ヘンリー8世(イングランド王):庇護者。ホルバインが肖像を描いた。
参考リンク
- ホルバインの作品と解説(サルヴァスタイル美術館)
(2011/07/26 改作)