北条政子の似顔絵

北条政子のイラスト

北条政子

ほうじょうまさこ
(1157-1225)
平安時代末期~鎌倉時代初期の女性
鎌倉幕府将軍御台所

北条時政の娘。伊豆の流人だった源頼朝と結ばれ、頼家・実朝らを生む。頼朝の死後に尼となり、父や弟義時らと共に幕政に参画して将軍頼家の独裁を抑制。のち将軍実朝の廃立を謀った父と後妻を追放、実朝が暗殺されると、京から迎えた摂家将軍を自ら後見して「尼将軍」と称された。承久の乱では御家人達に亡夫の恩を説いて結束させ、戦勝に導いたとされる。執権義時の後継に甥泰時を推し、反対勢力を追放させるなど、晩年まで影響力を保った。

皆、心を一つにして聞きなさい。これが私の最期の言葉です。亡き右大将(源頼朝)が関東に政権を興して以降、官位や俸禄は上がり、その御恩は山よりも高く、海よりも深いのです。ところが今、逆臣の讒言によって、道理に合わない綸旨(執権義時追討令)が下されました。名を惜しむ者は、逆臣藤原秀康・三浦胤義らを討ち取り、三代の将軍の遺業を全うすべきです。ただし、上皇方へ参じようとする者は、ただちに申し出て参じなさい。

「吾妻鏡」
承久3年(1221)5月19日
上皇挙兵に動揺する御家人への演説

関連人物

  • 源頼朝(初代将軍):夫。当初は伊豆伊東氏の娘を妻としていた。
  • 北条時政(初代執権):父。当初は頼朝との結婚に反対していた。
  • 北条義時(第2代執権):弟。政子と協調しながら幕政を運営。
  • 北条泰時(第3代執権):甥。政子の強い支援によって執権に就任。
  • 源頼家(第2代将軍):長男。乳母夫の比企一族を重用し、母方の北条氏と対立。
  • 源実朝(第3代将軍):次男。京方との融和を進め、御家人から不満を集めた。
  • 九条頼経(第4代将軍):政子・義時姉弟に擁立された傀儡。
  • 大江広元(初代政所別当):政子・義時姉弟と協調して幕政を運営。
  • 牧の方(時政の継室):継母。実朝を廃して実権を狙うが阻止された。
  • 伊賀の方(義時の継室):義妹。子の政村の執権擁立を図るが阻止された。

参考資料

  • 北条政子坐像(乗蓮寺蔵)

(2017/03/01 改作)