ジェームズ・ワット
James Watt(1736-1819)
イギリスの技師・実業家
グラスゴー近郊出身。少年時代から手先が器用でロンドンへ出て機械工となり、グラスゴー大学構内で計測器製作に携わる。のちニューコメン式蒸気機関の修理を依頼され、熱効率の悪さに着目して実験と改良を重ね、シリンダーと復水器を分離させた蒸気機関を開発する。1774年にワット機関の特許を取得、工場経営者ボールトンの協力でバーミンガムに事業を興して成功を収めた。仕事率や電力の単位ワット(W)にその名が残されている。
関連人物
- ニューコメン(技師・実業家):蒸気機関の先駆者。
- ブラック(化学者・物理学者):グラスゴー大学教授。ワットの機器製作の支援者。
- スミス(経済学者):グラスゴー大学教授。ワットの機器製作の支援者。
- ボールトン(実業家):蒸気機関製造会社を共同で設立。
- トレヴィシック(技師・発明家):蒸気機関車の発明者。
- スティーブンソン(技師・発明家):蒸気機関車の実用化に成功した。
- ボルタ(物理学者):電圧の単位ボルトに名を残す。
- アンペール(物理学者):電流の単位アンペアに名を残す。
- ジュール(物理学者):エネルギーや仕事の単位ジュールに名を残す。
(2011/10/10 改作)