桂太郎の似顔絵

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桂太郎

かつらたろう(1848-1913)
幕末の長州藩士、明治時代の陸軍軍人・政治家
第11・13・15代内閣総理大臣

長州藩出身。戊辰戦争に従軍後、ドイツへ留学。帰国後は山県有朋の下で陸軍にドイツ式兵制を導入した。伊藤内閣・大隈内閣・山県内閣で陸相を歴任し、1901年に首相に就任。以降、立憲政友会の西園寺公望と交互に組閣(桂園時代)、この間に日英同盟締結・日露戦争・韓国併合を遂行し、社会主義者への弾圧も行う。しかし第3次内閣で反藩閥勢力の倒閣運動(第一次護憲運動)に直面し、新党構想を図るも総辞職へ追い込まれた(大正政変)。

関連人物

  • 大山巌(陸軍卿):桂らを随行させて欧州諸国の兵制を視察。
  • 川上操六(陸軍軍人):桂と共に兵制を視察。
  • 伊藤博文(第7・10代首相):桂が陸相として入閣し、軍備拡張を推進。
  • 大隈重信(第8代首相):桂が陸相として再任。
  • 山県有朋(第9代首相):長州閥の元老として桂を引き立てた。
  • 西園寺公望(第12・14代首相):衆議院の第一党として桂と交互に組閣。
  • 原敬(立憲政友会幹部):桂に接近して「桂園時代」の実現を演出。
  • 尾崎行雄(立憲政友会幹部):反藩閥・護憲を掲げ、犬養らと桂内閣を攻撃。
  • 犬養毅(立憲国民党幹部):護憲運動に活躍するが「桂新党」に勢力を奪われた。
  • タフト(アメリカ陸軍長官):日米両国で韓国とフィリピンの支配権を確認。
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