マゾッホの似顔絵

マゾッホのイラスト

レオポルト・フォン・ザッハー=マゾッホ

Leopold von Sacher-Masoch(1836-1895)
オーストリアの小説家

レンベルク(ウクライナ領リヴィウ)出身。グラーツ大学で法学と歴史学を学び、卒業後に教職を経て執筆活動を開始。汎スラヴ主義の影響を受け、故郷ガリツィアの文化や伝承に取材した小説を多く手掛ける。1869年から連作小説集「カインの遺産」を構想。代表作「毛皮を着たヴィーナス」で、愛人との奴隷契約、第三者による寝取られなどの性倒錯を描いた。私生活でも同様の行為をしたとされ、被虐趣味的な性的嗜好「マゾヒズム」の語源となった。

関連人物

  • クラフト=エビング(精神科医):「マゾヒズム」を造語。
  • サド侯爵(貴族・小説家):「サディズム」の語源。
  • ドゥルーズ(哲学者):「マゾッホとサド」を執筆。
  • 谷崎潤一郎(小説家):マゾヒズムを描く作品で知られる。
  • 種村季弘(独文学者):マゾッホ作品を翻訳・紹介。
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