松永久秀の似顔絵

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松永久秀

まつながひさひで
(1508-1577)
戦国時代の武将・大名
室町幕府御供衆

出自は諸説あって不明。当初は三好長慶に仕え、信貴山城主として大和を経営する。やがて将軍足利義輝の御供衆となり、三好政権内に台頭。長慶の死後、将軍暗殺事件(永禄の変)を実行した三好三人衆との内紛が激化し、長慶の甥義継を担いで東大寺周辺で市街戦を展開する。1568年、上洛した織田信長に降って大和一国を安堵された。のち上杉謙信ら反信長勢力に呼応して信長に反逆するが、本拠信貴山城を包囲され、子久通と共に自害した。

関連人物

  • 足利義輝(第13代将軍):久秀を御供衆とし、将軍家と三好家を仲介させた。
  • 足利義栄(第14代将軍):三好三人衆に擁立され、久秀の討伐を命じた。
  • 足利義昭(第15代将軍):反信長勢力を糾合して包囲網を形成。
  • 三好長慶(細川家重臣):主。久秀台頭の一方、身内の相次ぐ不幸で勢威を喪失。
  • 三好義継(三好家当主):主。久秀と共に信長に降るが後に反逆して敗死。
  • 安宅冬康(三好家家臣):長慶の弟。久秀の讒言で自害に至ったという説がある。
  • 織田信長(尾張の大名):新主。本願寺攻めの最中に久秀に裏切られた。
  • 織田信忠(織田家重臣):信長の長男。信貴山城攻めの総大将。
  • 筒井順慶(大和の大名):宿敵。大和守護として大和の支配権を奪回。
  • 柳生宗厳(剣豪・兵法家):一時、家臣として仕えていた。

参考資料

  • 月岡芳年:「芳年武者无類」より
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