モーゼス・メンデルスゾーンの似顔絵

モーゼス・メンデルスゾーンのイラスト

モーゼス・メンデルスゾーン

Moses Mendelssohn
(1729-1786)
ドイツのユダヤ哲学者・啓蒙思想家

デッサウ出身。ベルリンへ出て苦学しながら哲学を修得。神の存在や霊魂の不滅を理性的に論証する事に注力し、哲学の課題とした。1763年にベルリン・アカデミーが募集した懸賞論文で、カントを抑えて首席を獲得。感覚と信仰の上に立つ哲学を説き、カントの批判哲学を論難する人物と目される。またユダヤ人への市民権付与の問題を提起する一方、閉鎖的なユダヤ社会内部にも改革が必要であるとし、啓蒙主義運動(ハスカラー)を展開した。

国家は命令し拘束し、宗教は教え説得する。国家は法を与え、宗教は戒律を与える。国家は物理的威力を持ち、必要に応じてそれを用いる。宗教の力は愛と慈善である。国家は従わないものを見放し追放するが、宗教は彼らを自らの懐へ受け入れ、彼らをこの世の最後の瞬間まで、何の利益を求めることなく教え導き、あるいは少なくとも慰めようとするのである。

「イェルサレム、宗教的権力とユダヤ教について」

関連人物

  • マイモニデス(ユダヤ哲学者):メンデルスゾーンに影響を与えた。
  • ロック(哲学者):メンデルスゾーンに影響を与えた。
  • ヴォルフ(哲学者):メンデルスゾーンに影響を与えた。
  • ライプニッツ(哲学者):メンデルスゾーンに影響を与えた。
  • レッシング(哲学者):友人。相互に影響し合った。
  • カント(哲学者):書簡にて交流。ユダヤ教については批判的に考察。
  • ラヴァーター(牧師・哲学者):キリスト教への改宗を迫って論争になった。
  • ヤコービ(哲学者):汎神論の解釈を巡って論争になった。
  • フリートレンダー(ユダヤ思想家):友人。メンデルスゾーンの思想を継承。
  • フェリックス・メンデルスゾーン(作曲家):孫。父の代でルター派に改宗。

(2010/10/04 改作)