毛利敬親の似顔絵

毛利敬親のイラスト

毛利敬親 / 毛利慶親

もうりたかちか / もうりよしちか(1819-1871)
幕末の外様大名
長州藩第13代藩主

毛利斉元の長男。1837年に家督を継いで藩主となり、村田清風を起用して藩政改革を進める。のち他藩に先駆けて攘夷を決行し、下関で外国船を砲撃。しかし禁門の変で敗れて解官となり、第一次長州征伐の開始により恭順を示して謹慎した。やがて高杉晋作ら倒幕派が藩政を握ると、洋式軍制改革を採用。薩摩藩らと共に官軍を組織して上京し、王政復古のクーデターを実現。新政府では薩摩・土佐・肥前藩と版籍奉還を建白し、ほどなく隠居に入った。

関連人物

  • 徳川家慶(第12代将軍):主君。偏諱「慶」を与えた。
  • 国司信濃(長州藩家老):禁門の変・長州征伐の責任を取って切腹。
  • 村田清風(長州藩士):敬親の下で財政再建などの「天保の藩政改革」を行った。
  • 周布政之助(長州藩士):清風の改革を継承するが、椋梨派に実権を奪われ切腹。
  • 椋梨藤太(長州藩士):保守佐幕派(俗論派)。改革派のクーデターで失脚。
  • 長井雅楽(長州藩士):「航海遠略策」を建白するも尊攘派の台頭で失脚。
  • 吉田松陰(長州藩士・思想家):敬親に才を賞賛された。
  • 桂小五郎(長州藩士):敬親に信任され、「木戸」姓を賜った。
  • 高杉晋作(長州藩士):椋梨ら保守派をクーデターで追い、藩論を倒幕に転換。
  • 大村益次郎(長州藩士・兵学者):桂の推挙で藩内の軍制改革を指導。
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