凡河内躬恒の似顔絵

凡河内躬恒のイラスト

凡河内躬恒

おおしこうちのみつね(?-925/6)
平安前期の歌人・官人

河内国造の家系とされる。甲斐・丹波・和泉などの地方官を歴任し、帰京後まもなく死去したという。官人としては低位に終わったが、宇多法皇主催の歌合に多く参加するなど歌人として活躍。紀貫之らと共に「古今和歌集」の撰者に任じられ、後世に貫之と並び称される。即興的な歌才に優れ、四季の歌を得意としていた。

心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花

「古今和歌集」
小倉百人一首・第29番

関連人物

  • 宇多法皇(第59代天皇)
  • 醍醐天皇(第60代天皇):「古今和歌集」編纂の勅命を下した。
  • 紀貫之(歌人):「古今和歌集」の撰者の一人。
  • 紀友則(歌人):「古今和歌集」の撰者の一人。編纂途上に死去。
  • 壬生忠岑(歌人):「古今和歌集」の撰者の一人。

参考資料

  • 菊池容斎:「前賢故実」より

参考リンク

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