ペルジーノ / ピエトロ・ヴァンヌッチ
Perugino / Pietro Vannucci(1448?-1523)
イタリア・ルネサンス期の画家
ペルージャ近郊出身。ペルジーノは「ペルージャ人」を意味する通称。フィレンツェでヴェロッキオの工房に入り、またピエロ・デラ・フランチェスカの影響も受ける。1480年に教皇シクストゥス4世の招きでローマへ赴き、弟子を率いてシスティーナ礼拝堂の壁画装飾を担当。以後、優雅で穏やかな情景描写と甘美な女性像で好評を博し、多くの宗教画や肖像画を手掛けた。しかし次第にモチーフの使い回しによる乱作が目立ち、晩年には人気を失った。
関連人物
- ヴェロッキオ(画家):師。
- ピエロ・デラ・フランチェスカ(画家):ペルジーノの遠近表現に影響を与えた。
- レオナルド・ダ・ヴィンチ(芸術家):ヴェロッキオ工房の同門。
- シクストゥス4世(ローマ教皇):システィーナ礼拝堂の壁画装飾を依頼。
- ボッティチェッリ(画家):システィーナの壁画装飾に参加。
- ギルランダイオ(画家):システィーナの壁画装飾に参加。
- シニョレッリ(画家):システィーナの壁画装飾に参加。
- ピントゥリッキオ(画家):助手。
- ラファエロ(画家):助手。
参考リンク
- ペルジーノの作品と解説(サルヴァスタイル美術館)