雪舟の似顔絵

雪舟のイラスト

雪舟等楊

せっしゅうとうよう
(1420-1506)
室町時代後期〜戦国時代前期の画僧

備中国出身。俗姓は小田氏とされる。幼少で出家して京都相国寺に入り、禅の修行をしながら画を周文に学ぶ。のち周防大内氏の庇護を受け山口に画房「雲谷庵」を開設。1467年に遣明船で明へ渡って画技の研鑽を積み、帰国後は豊後や石見で制作に励んだ。如拙や周文の流れを受け、宋・元・明代の画風も吸収して独自の水墨山水画を大成、後世の画壇に多大な影響を与えた。代表作に「秋冬山水図」「四季山水図」「破墨山水図」「天橋立図」など。

かつて私は偉大な宋国へ行き画師を求めたが、画法に抜きん出た者は稀であった。数年後に帰国してよくよく分かった事は、我が祖たる如拙・周文の両師が描かれた手本には、何ら付け加えたり差し引いたりするところがない。両師の心識の高さに、ますます尊敬の念を深めたのである。

明応4年(1495)3月中旬
「破墨山水図」自賛より(要訳)

関連人物

  • 如拙(画僧):雪舟が祖と仰ぎ、私淑した。
  • 周文(画僧):師。
  • 馬遠(南宋の画家):雪舟が影響を受けた。
  • 夏珪(南宋の画家):雪舟が影響を受けた。
  • 李唐(南宋の画家):雪舟が影響を受けた。
  • 梁楷(南宋の画家):雪舟が影響を受けた。
  • 牧谿(宋・元の画家):雪舟が影響を受けた。
  • 大内教弘(周防守護):庇護者。明との交易を巡って管領細川氏と抗争。
  • 大内政弘(周防守護):庇護者。雪舟渡海の年に応仁の乱が勃発し上洛。
  • 如水宗淵(画僧):弟子。印可として「破墨山水図」を与えられた。
  • 長谷川等伯(絵師):雪舟の影響を受けた。
  • 雲谷等顔(毛利家絵師):雪舟様式を踏襲した雲谷派の祖。

参考資料

  • 雪舟自画像・模本(藤田美術館蔵)

(2017/08/25 改作)