ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ
Michelangelo Merisi da Caravaggio
(1571-1610)
イタリア・バロック期の画家
ミラノ出身。故郷で絵画の修行をし、ローマへ出て活動。1600年にコンタレッリ礼拝堂に描いた連作画「聖マタイの召命」「聖マタイの殉教」で一躍名声を高める。一方で素行の悪さでも知られ、35歳の時に決闘で殺人を犯し、各地へ逃避行しながら制作を続けた。徹底した写実描写と強烈な明暗対比でバロック絵画を先駆。工房や弟子を持たなかったものの、その劇的で生々しい表現は賛否を巻き起こし、多くの追随者(カラヴァジェスキ)を生んだ。
関連人物
- ペテルツァーノ(画家):ミラノ時代の師。ティツィアーノの弟子。
- チェーザリ(画家):ローマ時代の師。
- デル・モンテ(枢機卿):初期のパトロン。
- シピオーネ(枢機卿):晩年のパトロン。
- オラツィオ・ジェンティレスキ(画家):友人。カラヴァジェスキ。
- アルテミジア・ジェンティレスキ(画家):カラヴァジェスキ。
- テル・ブルッヘン(オランダの画家):カラヴァジェスキ。
- ホントホルスト(オランダの画家):カラヴァジェスキ。
- ルーベンス(フランドルの画家):カラヴァッジョの影響を受けた。
- ラ・トゥール(フランスの画家):カラヴァッジョの影響を受けた。
- ヴーエ(フランスの画家):カラヴァッジョの影響を受けた。
- リベーラ(スペインの画家):カラヴァッジョの影響を受けた。
参考資料
- レオーニ:カラヴァッジョの肖像(マルチェッリアーナ図書館蔵)
参考リンク
- カラヴァッジョの作品と解説(サルヴァスタイル美術館)
(2017/10/24 改作)