フランチェスコ・ペトラルカ
Francesco Petrarca(1304-1374)
イタリアの詩人
アレッツォ出身。南仏のアヴィニョンで育ち、モンペリエ大学とボローニャ大学で法学を学ぶ一方、古典文学に傾倒する。1326年、父の死を機にアヴィニョンへ戻って聖職に就き、名門コロンナ家の庇護で詩作と古典研究に勤しんだ。叙事詩「アフリカ」などで文名を高め、1341年にローマで桂冠詩人の称号を受けて以降、諸侯に招かれイタリア各地を滞在した。ラウラという女性への愛と追憶を歌った詩集「カンツォニエーレ」で知られる。
関連人物
- ウェルギリウス(詩人):ペトラルカが影響を受けた。
- キケロ(政治家・文人):ペトラルカが影響を受けた。
- ボッカッチョ(詩人):友人。
- チョーサー(詩人):交流。
- ジョヴァンニ・コロンナ(枢機卿):庇護者。
- カール4世(神聖ローマ皇帝):交流。
- クレメンス6世(ローマ教皇):ペトラルカが教皇庁のローマ帰還を訴えた。
- インノケンティウス6世(ローマ教皇):ペトラルカの助言でコラを釈放。
- コラ・ディ・リエンツォ(市民政治家):交流。古代ローマの再興を掲げたが失脚。
- 大スキピオ(ローマの軍人):叙事詩「アフリカ」の題材。