フランツ・カフカ
Franz Kafka
(1883-1924)
オーストリア(チェコ)のドイツ語作家
プラハ出身。プラハ大学で法律を学び、労災保険局に勤めながら執筆。1922年に退職し、ベルリンへ出て独立するが、結核により療養先で早世した。生前は「変身」などの短編・小品で知られたが、死後に長編「審判」「城」「失踪者」が紹介され、シュルレアリスムや実存主義の流行に伴い、その先駆者として再評価された。ドイツ系ユダヤ人という出自、厳格で強健な父との確執などが幻想的な作風に反映され、今なお様々に解釈されている。
関連人物
- ゲーテ(作家):カフカが影響を受けた。
- フローベール(小説家):カフカが影響を受けた。
- ブロート(作家):友人。カフカの遺稿を公刊して紹介。
- ハシェク(作家):文壇で交流。
- ヴェルフェル(詩人):文壇で交流。
- リルケ(詩人):生前からカフカを評価していた。
- サルトル(哲学者):実存主義の立場からカフカを再評価した。
- カミュ(小説家):実存主義の立場からカフカを再評価した。
- 安部公房(小説家):カフカの影響を受けた。
- 小島信夫(小説家):カフカの影響を受けた。
- 倉橋由美子(小説家):カフカの影響を受けた。
(2017/10/24 改作)