オノレ・ド・バルザック
Honoré de Balzac(1799-1850)
フランスの小説家
トゥール出身。パリ大学法学部入学と同時に法律事務所の書記として勤務。文学を志して濫作を重ね、出版印刷業も始めるが失敗し、莫大な負債を抱えた。1829年、一念発起して書いた「ふくろう党」で好評を博し、以後、旺盛な創作力で独自の写実主義文学を確立。社会のあらゆる階層の人間を描き、フランス風俗史を形成する壮大な「人間喜劇」を構想した。代表作に「ウージェニー・グランデ」「ゴリオ爺さん」「谷間の百合」「従妹ベット」「従兄ポンス」など。
関連人物
- スウェーデンボリ(神秘思想家):バルザックが影響を受けた。
- スタンダール(小説家):近代リアリズム文学の先駆者。
- ユゴー(詩人・小説家):友人。
- 大デュマ(小説家):友人。
- フローベール(小説家)
- ボードレール(詩人)
- ドストエフスキー(小説家)
- プルースト(小説家)
- ドレ(挿絵画家):「風流滑稽譚」の挿絵を手掛けた。
- ロダン(彫刻家):バルザックの彫像を制作。
(2010/10/23 改作)