ヨハネス・ケプラー
Johannes Kepler
(1571-1630)
ドイツの天文学者・数学者
ヴュルテンベルク出身。テュービンゲン大学卒業後、グラーツで教職のかたわら占星術師として活動。大公の迫害を受けてプラハへ移住し、ティコ・ブラーエの助手となる。ティコの死後、遺された観測資料を整理し、1609年に「新天文学」を、19年に「宇宙の調和」を発表。惑星運動に関する3つの法則を導き、地動説の優位性を決定付ける。後年は魔女裁判に掛けられた老母の弁護に奔走しながら、惑星の位置情報「ルドルフ表」の作成に務めた。
関連人物
- フェルディナント(内オーストリア大公):ケプラーらプロテスタントを弾圧。
- ルドルフ2世(神聖ローマ皇帝):庇護者。天文表「ルドルフ表」の作成を勅命。
- コペルニクス(天文学者):地動説の提唱者。ケプラーが支持した。
- メストリン(天文学者):大学時代の師。ケプラーに地動説を教えた。
- ブラーエ(天文学者):共同研究者。観測資料の整理をケプラーに託した。
- ガリレオ(天文学者):書簡を通じて交流。
- ニュートン(物理学者):ケプラーの法則を基に万有引力の法則を導いた。
- ハレー(天文学者):ケプラーが1607年に観測した彗星の回帰を予測。