志賀潔
しがきよし(1871-1957)
明治時代~昭和中期の医学者・細菌学者
仙台藩出身。旧姓は佐藤。帝国大学医科大学卒業後、伝染病研究所で北里柴三郎に学ぶ。1897年に赤痢菌を発見し、翌年にドイツ語論文を発表した事で名声を得た。のちドイツへ渡ってエールリヒに師事し、生物化学・免疫学・化学療法を研究する。帰国後は北里に従って北里研究所に務め、慶応義塾大学医学部教授・朝鮮総督府医院長・京城帝国大学総長などを歴任して後進の育成に当たった。赤痢菌の学名(属名)「シゲラ」に名を残している。
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(2010/12/20 改作)