トマス・ゲインズバラ
Thomas Gainsborough(1727-1788)
イギリス・ロココ美術の画家
サフォーク出身。1740年にロンドンへ出て、挿絵画家グラヴロにロココ様式を学ぶ。当初は風景画を中心に制作するものの売れず、故郷やバースなどに移って上流階級の肖像画で生計を立てた。ルーベンスやヴァン・ダイクらの作品に影響を受け、軽やかな筆触と瑞々しい色彩表現で優雅で気品のある画風を確立して名声を獲得。1769年にはロイヤル・アカデミーの創設に参加。王室御用達の画家として、アカデミー会長のレノルズと人気を二分した。
関連人物
- グラヴロ(挿絵画家):師。ブーシェの弟子。
- ホガース(画家):ゲインズバラが影響を受けた。
- ルーベンス(画家):ゲインズバラが影響を受けた。
- ヴァン・ダイク(画家):ゲインズバラが最も影響を受けた。
- レノルズ(画家):アカデミー会長でライバル。
- J.C.バッハ(作曲家):ゲインズバラが肖像を手掛けた。
- コンスタブル(風景画家):ゲインズバラの影響を受けた。
参考リンク
- ゲインズバラの作品と解説(サルヴァスタイル美術館)
(2013/03/04 改作)