エイブラハム・リンカーン
Abraham Lincoln(1809-1865)
アメリカの政治家
アメリカ合衆国第16代大統領
ケンタッキー州出身。雑貨商、測量技師、郵便局長などを経て弁護士となり、25歳でイリノイ州下院議員、のち合衆国下院議員を務めた。南北間の緊張が高まる中で北部地盤の共和党に属し、1860年の大統領選に勝利した翌年に南北戦争が勃発。当初は連邦の統一維持を優先していたが、戦争の長期化に及んで、1863年に奴隷解放宣言を出して世論の支持を獲得。翌64年の大統領選で再選を果たし、戦後の再建計画を進める矢先、観劇中に暗殺された。
関連人物
- ダグラス(民主党上院議員):奴隷制問題を主軸とした論戦を展開。
- デイヴィス(連合国大統領):合衆国から分離独立した南部諸州が擁立。
- ジョンソン(副大統領):後任。南北戦争後の再建を統括。
- スワード(国務長官):ジョンソン政権でロシアからアラスカを購入。
- グラント(北軍司令官):南北戦争の英雄。後の大統領時代は醜聞にまみれた。
- ヘイ(秘書):のちマッキンリー政権で中国に関する門戸開放宣言を発表。