マッカーサーの似顔絵

マッカーサーのイラスト

ダグラス・マッカーサー

Douglas MacArthur
(1880-1964)
アメリカの陸軍軍人・元帥
連合国軍最高司令官・国連軍最高司令官

アーカンソー州出身。陸軍士官学校卒業。第一次大戦に参加後、母校の校長や参謀総長を歴任する。1941年に極東軍司令官となり、太平洋戦争でマニラ防衛戦、レイテ島上陸作戦などを指揮。戦後、連合国軍最高司令官として日本に進駐、東京に総司令部(GHQ)を置き、占領政策を統括した。朝鮮戦争では国連軍司令官として仁川上陸作戦を指揮するが、中国との全面戦争を主張したためトルーマンによって解任される。企業の会長職として余生を送った。

…この憲法(日本国憲法)の規定はたとえどのような理屈を並べようとも、相手側からから仕掛けてきた攻撃に対する自己防衛の冒しがたい権利を全然否定したものとは絶対に解釈できない。それはまさに、銃剣のために身を滅ぼした国民が、銃剣によらぬ国際道義と国際正義の終局の勝利を固く信じていることを力強く示したものに他ならない。しかしながら略奪をこととする国際的な盗賊団(共産主義)が今日のように強欲と暴力で、人間の自由を破壊しようと地上を徘徊している限り、諸君の掲げるこの高い理想も全世界から受け入れられるまでにはかなりの時間がかかるものと考えなければならない。

「朝日新聞」
昭和25年(1950)1月1日
自衛権の是認と再軍備の示唆

関連人物

  • F.ルーズベルト(第32代大統領):戦争遂行を指導するが終戦間近で病没。
  • トルーマン(第33代大統領):朝鮮戦争の拡大を防ぐためマッカーサーを解任。
  • アイゼンハワー(陸軍元帥):元副官。ノルマンディー上陸作戦を指揮。
  • ニミッツ(海軍元帥):太平洋艦隊司令長官として対日作戦を指揮。
  • リッジウェイ(陸軍大将):最高司令官職の後任。
  • ウィロビー(GHQ参謀):マッカーサーと共に来日し、反共政策を推進。
  • ホイットニー(GHQ民政局長):側近。日本国憲法の草案作成を指導。
  • ケソン(フィリピン大統領):友人。フィリピン軍の顧問職を依頼。
  • 山下奉文(陸軍大将):フィリピン奪回を目指す連合国軍の前に敗北。
  • 昭和天皇(第124代天皇):戦後の会談で日本の指導者として責任を認めた。
  • 幣原喜重郎(日本国首相):GHQの占領下で民主化改革と憲法改正を担当。
  • 吉田茂(日本国首相):占領下で親交を築き、後に対日講和条約を締結。
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