ブレーズ・パスカル
Blaise Pascal
(1623-1662)
フランスの数学者・物理学者・思想家
クレルモン出身。幼少から天才を示し、16歳で円錐曲線に関する定理を発見。以降、計算器の考案、トリチェリの真空の立証、流体の圧力に関するパスカルの原理の発見、サイクロイドの求積問題の解決、賭博についての確率論の創始といった科学的業績を残す。またジャンセニスムを信仰し、イエズス会の道徳観を批判する書簡「プロヴァンシアル」を発表。死後、キリスト教弁証論を執筆するためのメモがまとめられ、「パンセ」として出版された。
関連人物
- エピクテトス(ストア哲学者):パスカルに影響を与えた。
- モンテーニュ(思想家):パスカルに影響を与えた。
- カルダーノ(数学者):パスカルに影響を与えた。
- ヤンセン(神学者):アウグスティヌス研究に基づく恩恵論を唱えた。
- アルノー(神学者):ジャンセニスムの中心人物。
- ドマ(法学者):同郷の友人。
- トリチェリ(物理学者):真空の存在を示し、パスカルが追試して立証。
- デカルト(哲学者):理性万能の姿勢をパスカルに批判された。
- ライプニッツ(数学者):パスカルの影響を受けた。
- ブランシュヴィック(哲学者):「パスカル全集」編集者。
参考資料
- 作者不明:パスカルの肖像(ヴェルサイユ宮殿蔵)
(2017/08/11 改作)