マックス・ウェーバー
Max Weber
(1864-1920)
ドイツ(プロイセン)の社会科学者
エルフルト出身。ハイデルベルク、ベルリンなどの大学で法律・経済・歴史を学び、卒業後は研究しながら政治活動にも参加。価値自由の精神と理念型の概念に基づく社会科学方法論を確立し、1905年発表の「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」で、資本主義の起源としてカルヴァン主義の合理的禁欲性を指摘した。他に支配の三類型(カリスマ的・伝統的・合法的支配)による政治権力の研究など、後の社会科学全般に広く影響を与えた。
関連人物
- アルフレート・ウェーバー(社会学者):弟。
- カルヴァン(宗教改革者):救済についての「予定説」を提唱。
- スミス(哲学者・経済学者):ウェーバーが影響を受けた。
- マルクス(哲学者・経済学者):ウェーバーが影響を受けた。
- ニーチェ(哲学者):ウェーバーが影響を受けた。
- ゾンバルト(経済学者):交流。資本主義精神の解釈について論争。
- リッケルト(哲学者):交流。ハイデルベルクの同僚。
- トレルチ(神学者):交流。ハイデルベルクの同僚。
- ジンメル(哲学者):交流。
- ヤスパース(哲学者):交流。
- ルカーチ(哲学者):ウェーバーの理論をマルクス主義の立場から解釈。
- パーソンズ(社会学者):ウェーバーの理論を英訳して分析。
(2017/11/01 改作)