ミシェル・ド・モンテーニュ
Michel Eyquem de Montaigne(1533-1592)
フランスの思想家・モラリスト
ボルドー近郊出身。トゥールーズで法学を修め、ボルドー高等法院に務める。37歳で引退し読書と思索の生活に入り、主著「エセー(随想録)」の執筆を開始。また1581年から4年間はボルドー市長に在職した。「エセー」は自身の経験を通して人間性の探求を試みたもので、宗教戦争の動乱の中で穏健な懐疑主義に立ち、古代文献からの引用を踏まえながら、自身と世界のありようを描く。フランス・モラリスト文学の源泉として、後世に深い影響を及ぼした。
関連人物
- ラ・ボエシー(モラリスト):高等法院時代の同僚で友人。
- アンリ3世(フランス王):モンテーニュが侍従を務めた。
- アンリ4世(フランス王):モンテーニュに政界復帰を要請するがが固辞された。
- ホラティウス(詩人)
- ヘラクレイトス(哲学者)
- セクストス(哲学者)
- 小セネカ(政治家)
- プルタルコス(著述家)
- デカルト(哲学者):モンテーニュの影響を受けた。
- パスカル(数学者):モンテーニュの影響を受けた。
(2011/10/13 改作)