アルノルト・シェーンベルク
Arnold Schoenberg(1874-1951)
オーストリア、アメリカの作曲家
ウィーン出身。早くから音楽に親しみ、独学で作曲を開始。のち銀行に勤めながら、短期間だけツェムリンスキーに師事している。後期ロマン派の流れから出発し、1899年に弦楽六重奏曲「浄められた夜」を発表。やがて調性を超えた方法論を模索して表現主義的な無調音楽に到達、さらに堅固な形式と統一性を追求して12音技法を確立する。第二次大戦中にナチスから逃れてアメリカへ移住し、カリフォルニア大学で教鞭を執りながら作曲を続けた。