バッシャール・アル=アサド
Bashar Hafez al-Assad
(1965-)
シリアの医師・軍人・政治家
シリア・アラブ共和国第5代大統領
ハーフィズ・アル=アサドの次男。ダマスカス大学医学部を卒業後、イギリスへ留学するが、後継と目されていた兄の急死により帰国して軍務に付く。2000年に父が没すると、与党バアス党の書記長に任命され、大統領に就任。当初は腐敗官僚の一掃、政治犯の釈放、欧米との関係改善などを行うが、イラク戦争を機に引き締め政策へ転換。10年末からの「アラブの春」の影響で反政府デモが拡大し、周辺諸国や武装勢力も巻き込んで内戦が泥沼化している。
関連人物
- ハーフィズ・アル=アサド(第4代大統領):父。
- ロウハニ(イラン大統領):親シリアとしてアサド政権を支持。
- プーチン(ロシア大統領):親シリアとしてアサド政権を支持。
- 金正恩(北朝鮮最高指導者):親シリアとしてアサド政権を支持。
- ナスララ(ヒズボラ議長):シリア内戦でアサド政権軍に協力。
- オバマ(アメリカ大統領):2013年にアサド政権への軍事介入を一時検討。
- トランプ(アメリカ大統領):化学兵器使用への報復としてアサド政権軍に攻撃。
- ネタニヤフ(イスラエル首相):ゴラン高原の領有などを巡って対立。
- エルドアン(トルコ大統領):アサド政権打倒のため反体制派を軍事支援。