セシル・ローズ
Cecil John Rhodes(1853-1902)
イギリスの実業家・政治家
ケープ植民地政府第6代首相
ハートフォードシャー出身。1870年に南アフリカへ移住。のちキンバリーでデ・ビアス社を設立し、ダイヤモンド採掘で巨万の富を得る。89年からイギリス南アフリカ会社を通じて内陸部へ進出、広大な地域を統治下にし、自らの名を取ってローデシアと命名。典型的な帝国主義者で、ケープ植民地の議員、首相になると「3C政策」を掲げて北方への植民地拡大を企てた。しかし、95年にトランスヴァール共和国への侵攻に失敗して辞職に追い込まれた。
関連人物
- ヴィクトリア(イギリス女王):主。
- J.チェンバレン(イギリス植民相):ジェームソン侵入事件を後援したとされる。
- ジェームソン(ローデシア行政官):友人。トランスヴァール侵入を企てるが失敗。
- クリューガー(トランスヴァール大統領):ジェームソン侵入事件を激しく非難。