クラウディオ・モンテヴェルディ
Claudio Monteverdi
(1567-1643)
イタリアの作曲家
サン・マルコ寺院楽長
クレモナ出身。インジェニェーリに師事し、15歳で最初の曲集を出版。マントヴァの宮廷楽長を経て、後年はヴェネツィアのサン・マルコ寺院の楽長として活躍。伝統的な対位法音楽「第一作法」から、より自由で歌詞の表出を重視する「第二作法」を導入し、ルネサンス音楽からバロック音楽への変革をもたらした。多くのマドリガーレのほか、オペラ「オルフェオ」「ポッペアの戴冠」や「聖母マリアの夕べの祈り」といった教会音楽を残した。
関連人物
- インジェニェーリ(作曲家):師。クレモナ大聖堂の楽長。
- ヴィンチェンツォ1世(マントヴァ公):庇護者。
- ルーベンス(画家):マントヴァ宮廷時代の同僚。
- アルトゥージ(音楽理論家):モンテヴェルディの新しい表現様式を論難。
- カヴァッリ(作曲家):弟子。
- ロヴェッタ(作曲家):弟子。後任の楽長。
- シュッツ(作曲家):モンテヴェルディの様式を学んだ。
- ネロ(ローマ皇帝):オペラ「ポッペアの戴冠」の題材。
- ポッパエア(ローマ皇后):オペラ「ポッペアの戴冠」の題材。
- タッソ(詩人):「タンクレーディとクロリンダの戦い」の原詩作者。
参考資料
- ストロッツィ:モンテヴェルディの肖像(チロル州立博物館蔵)