エルヴィン・シュレーディンガー
Erwin Schroedinger(1887-1961)
オーストリアの理論物理学者
ウィーン出身。ウィーン大学を出て、1927年にベルリン大学教授となる。ナチスの台頭によりドイツを離れ、オックスフォード大学、グラーツ大学の教授職を歴任して、ダブリンへ落ち着いた。ド・ブロイの物質波の概念を元に、波動方程式を導き出して波動力学を展開。これをハイゼンベルクらの行列力学と同等である事を示し、量子力学の成立に貢献した。
関連人物
- ハーゼノール(物理学者):ウィーン大学の師。
- ボーア(理論物理学者):量子仮説を導入して原子構造を解明。
- ド・ブロイ(理論物理学者):物質波の存在を理論的に予測。
- ハイゼンベルク(理論物理学者):行列表示による量子力学を提唱。
- ディラック(理論物理学者):相対論的な波動方程式を導き出した。
- ポーリング(量子化学者):弟子。量子力学を化学に応用した。