ジャック=ベニーニュ・ボシュエ
Jacques-Benigne Bossuet(1627-1704)
フランスの神学者・歴史家
ディジョン出身。パリに出て神学を学び、32歳で司教となり、説教師として名声を得た。1670年よりルイ14世の王太子ルイの教育係を担当。著書「世界史論」で神と人間の交流を描き、王権の正統性を立証して「王権神授説」を支持。後年はモーの司教として、教皇庁に対しフランス・カトリック教会の自由を主張した。
関連人物
- アンヌ・ドートリッシュ(ルイ13世の妃):ボシュエが説教を行った。
- ルイ14世(フランス王):ボシュエの王権神授説を掲げ、絶対君主制を確立。
- ルイ・ド・フランス(ルイ14世の王太子):ボシュエが教育係を務めた。
- ヘンリエッタ・マリア(イングランド王妃):ボシュエが追悼演説を行った。
- ヘンリエッタ・アン(イングランド王族):ボシュエが追悼演説を行った。
- ルイ2世(コンデ公):ボシュエが追悼演説を行った。
- フェヌロン(作家・聖職者):神秘論をボシュエから厳しく批評された。
- フィルマー(政治思想家):ピューリタン革命期の王権神授説論者。
作品提供
- 流れで読み解く世界史一問一答(学研教育出版)