ヨハネス・フェルメール
Johannes Vermeer(1632-1675)
オランダ黄金時代の画家
デルフト出身。1653年に当地の画家ギルド「聖ルカ組合」に加入し、2度にわたって理事を務めた以外、詳細な経歴は不明。調和の取れた空間構成、明瞭な色調、写実的な質感描写、点描を駆使した明部の表現、静謐な情趣など、その様式は19世紀半ば以降高い評価を得た。現存する真作は35点前後と寡作家で知られ、その希少価値ゆえに幾度と贋作や盗難の憂き目に遭っている。作品の大半は室内の日常を描いた風俗画で、他に風景画・宗教画・神話画がある。
関連人物
- ファブリティウス(画家):レンブラントの高弟。フェルメールが影響を受けた。
- デ・ホーホ(画家):フェルメールが影響を受けたとされる。
- レーウェンフック(商人・生物学者):同郷。遺産管財人を務めた。
- メーヘレン(画家):贋作者。
参考リンク
- フェルメールの作品と解説(サルヴァスタイル美術館)