ローレンス・アルマ=タデマ
Lawrence Alma-Tadema(1836-1912)
イギリス・アカデミズムの画家
オランダ出身。アントウェルペン王立芸術学院卒業。新婚旅行で訪れたイタリアに魅了され、古典古代を題材にした歴史画を描くようになる。1870年、普仏戦争を避けてイギリスへ渡って帰化。アカデミックな作風ながら、ラファエル前派の影響を受けて繊細で華やかな表現を開花させ、広く名声を獲得。特に大理石の白と地中海の青によるコントラストの美しさで名高く、死後は前衛美術の台頭で忘れられたが、ヴィクトリア朝の重要画家として再評価されている。
関連人物
- ワッパース(画家):王立芸術学院の師。
- レイトン(画家):友人。
- ウォーターハウス(画家):アルマ=タデマの影響を受けた。
- ラスキン(美術評論家):アルマ=タデマの絵を非難した。
参考リンク
- アルマ=タデマの世界(子どもための美しい庭)