ウィリアム・ターナー
Joseph Mallord William Turner(1775-1851)
イギリス・ロマン主義の風景画家
ロンドン出身。ロイヤル・アカデミー付属美術学校に学び、水彩による名所絵図的な作品を描いていたが、やがて油彩へ移行。初期は暗い色調による荒々しい海洋画、32歳でアカデミー教授に就任し、古典主義的な風景画を主に手掛ける。また1819年以降イタリアへ何度も旅行し、カナレットなどの作品に触れながら光や色彩の独自の表現方法を模索。次第に抽象的な画風へ転じ、晩年の風景自体が光に満たされた表現は、モネなど印象派の画家に大きな影響を与えた。
関連人物
- ファン・デ・フェルデ(海洋画家):初期の海洋画に影響を与えた。
- ロラン(風景画家):中期の古典主義的な画風に影響を与えた。
- カナレット(風景画家):ターナーが影響を受けた。
- コンスタブル(風景画家):同世代ながら作風は大きく異なる。
- モネ(画家):ターナーの影響を受けた。
参考リンク
- ターナーの作品と解説(サルヴァスタイル美術館)
(2010/11/01 改作)