アメリゴ・ヴェスプッチ
Amerigo Vespucci(1454-1512)
イタリアの航海者・商人
フィレンツェ出身。メディチ銀行セヴィーリャ支店へ出向中に航海への興味を抱いたとされる。1499年の航海でヨーロッパ人として初めてブラジルへ到達。1501年にはポルトガル王マヌエル1世の援助を受け、第2回の航海に参加。南米大陸のマゼラン海峡近くまで南下し、これがコロンブスの主張するアジアではなく「新しい世界」であると確信。自著で新大陸説を唱え、地理学者ヴァルトゼーミュラーにより「アメリカ」と提案された。
関連人物
- シモネッタ・ヴェスプッチ(美術モデル):遠縁。ボッティチェッリらのモデル。
- マヌエル1世(ポルトガル王):航海を支援。
- コロンブス(航海者):新大陸を「発見」するも、インドだと錯覚した。
- ヴァルトゼーミュラー(地理学者):新大陸を「アメリカ」と命名する事を提唱。
(2011/10/10 改作)