蒋介石
しょうかいせき（1887-1975）
中国の軍人・政治家
初代中華民国総統
浙江省出身。留学先の日本で孫文の中国同盟会に加入し、帰国して辛亥革命に参加。のち黄埔軍官学校を創設、革命軍を養成して北伐を完遂した。1928年、南京に国民政府を樹立し、浙江財閥と結んで国民党による統一政権を目指す。日中戦争では共産党と合作するが、大戦終結後に再発した国共内戦に敗れて台湾へ撤退。以後も反共主義者として大陸反攻を掲げ、独裁体制を維持しつつ台湾統治を進めた。
関連人物
- 孫文（中国同盟会会長）：師。
- 陳其美（中国同盟会幹部）：蒋の先輩格で、革命運動の中心人物。
- 馮玉祥（国民政府軍閥）：反蔣介石運動を起こし除名された。
- 閻錫山（国民政府軍閥）：反蒋戦争で敗北し、後に復帰。
- 汪兆銘（国民党左派）：日中戦争時に和平救国を唱え、蒋と訣別。
- ルーズベルト（アメリカ大統領）：大戦中のカイロ会談で対日処理を協議。
- チャーチル（イギリス首相）：大戦中のカイロ会談で対日処理を協議。
- 毛沢東（共産党指導者）：国共内戦に勝利し、中華人民共和国を建国。
- 宋美齢（国民党幹部）：夫人。
- 蒋経国（第6・7代総統）：長男。台湾の政治的民主化を図った。
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