道鏡の似顔絵

弓削道鏡のイラスト

道鏡

どうきょう(?-772)
奈良時代の法相宗の僧

河内国出身。本姓は弓削氏。東大寺の良弁に学び、密教や梵語に通じた禅師として知られた。近江行幸中に病を得た孝謙上皇を秘法で治し、その功で信任を得て宮中に仕える。藤原仲麻呂の失脚後、称徳天皇(孝謙の重祚)のもと太政大臣禅師、さらに法王として仏教政策を推進。769年、宇佐八幡から皇位継承を勧める神託が降りるが、勅使として赴いた和気清麻呂の上奏によって即位は流れた。称徳の崩御後、下野薬師寺へ左遷されて同地で没した。

関連人物

  • 義淵(法相宗の僧):師とされる。
  • 良弁(華厳宗の僧):師。
  • 孝謙上皇(第46代天皇):称徳天皇として重祚後も道鏡を重用した。
  • 淳仁天皇(第47代天皇):道鏡を重用する孝謙と確執を深めた。
  • 光仁天皇(第49代天皇):道鏡を下野国へ左遷し、前政を修正した。
  • 恵美押勝(公卿・太師):孝謙・道鏡を排斥すべく挙兵したが敗死。
  • 弓削浄人(大宰帥):弟。皇位継承の神託を上奏した。
  • 中臣習宜阿曾麻呂(大宰主神):浄人と共に皇位継承の神託を上奏した。
  • 和気清麻呂(勅使):皇位継承の神託を虚偽と上申し、道鏡の即位を阻止。
  • 藤原百川(公卿):光仁天皇を擁立して道鏡を追放させた。

(2016/10/12 改作)