ジュゼッペ・タルティーニ
Giuseppe Tartini
(1692-1770)
イタリアの作曲家・ヴァイオリニスト
サンタントニオ・ダ・パドヴァ聖堂楽長
ピラーノ出身。両親から聖職者への道を定められ、パドヴァ大学で法律を学ぶ。しかし貴族の寵愛を受ける女性と結婚したため、アッシジの修道院へ逃れてヴァイオリニストへ転向。1721年にパドヴァのサンタントニオ聖堂の楽長に就任。ヴァイオリンの運弓法や重音奏法の改良に取り組んだほか、音楽学校の設立や音響学の理論研究にも貢献した。代表作としてヴァイオリン・ソナタ「悪魔のトリル」「捨てられたディド」がある。
関連人物
- クレメンス12世(ローマ教皇):ミゼレーレなど宗教曲の作曲を依頼。
- J.G.グラウン(ヴァイオリニスト・作曲家):弟子。
- ナルディーニ(ヴァイオリニスト・作曲家):弟子。
- プニャーニ(ヴァイオリニスト・作曲家):弟子。
- ダッラピッコラ(作曲家):タルティーニの主題に基づいた作品を作曲。
参考資料
- カルキノット:タルティーニの肖像(フランス国立図書館蔵)