ジャン=バティスト・リュリ
Jean-Baptiste Lully
(1632-1687)
フランスの作曲家
フランス王室音楽監督
フィレンツェ出身。少年時代にパリへ移住し、ルイ14世の宮廷に仕える。踊り手・作曲家を経て、1661年に王室楽団の総監督に就任し、ほどなくフランスへ帰化。以後、モリエールとの共作で「町人貴族」などのコメディ・バレエ(舞踏喜劇)を発表して成功を収めた。また母国イタリアのオペラを導入してフランス語による「叙情悲劇」を創始。国王からの篤い寵愛を受けて権勢を振るい、後のフランス・バロック音楽に深く影響を及ぼした。