ヨハネス・グーテンベルク
Johannes Gutenberg
(1398?-1468)
ドイツの技術者・金細工師
マインツ出身。前歴は不明な点が多く、1440年前後より金属活字の研究を始め、45年頃に活版印刷術を完成したとされる。知人の金細工師フストから資金を得て印刷所を設立するが、やがて出資を止められて印刷所は破産し、独自に事業を続けた。病気隠退後はマインツ大司教からの恩給で余生を送ったという。世界初とされる印刷聖書「四十二行聖書」(グーテンベルク聖書)や「三十六行聖書」のほか、教会向けに贖宥状の印刷も手掛けた。
関連人物
- フスト(金細工師・実業家):印刷所の出資者。後に事業を撤退。
- シェッファー(印刷工):フストの婿養子。鋳造活字を製作したとされる。
- マザラン(フランスの枢機卿):グーテンベルク聖書を所有していた。
- メンデルスゾーン(作曲家):活版印刷400周年記念行事に交響曲第2番を作曲。
(2017/10/25 改作)