ルネ・デカルト
René Descartes
(1596-1650)
フランスの哲学者・数学者
中部フランス出身。イエズス会の学院とポワティエ大学を卒業後、軍隊に入るなどして諸国を遍歴。32歳でオランダへ移住し、学究に没頭する。全てを疑う方法的懐疑を経て、「我思う、故に我あり」の命題による哲学の第一原理へ到達。精神と身体を厳格に区別する二元論を説くが、心身合一体である人間の情念への考察にも及んだ。数学では、幾何学に代数的手法を用いた解析幾何学を創始している。著書に「方法序説」「哲学原理」「省察」など。
関連人物
- メルセンヌ(神学者):交友。
- ホッブズ(哲学者):交友。
- ガッサンディ(哲学者):原子論を復活させ、デカルトと対立。
- アルノー(神学者):「省察」に反論。
- クリスティーナ(スウェーデン女王):デカルトを宮廷に招いた。
- パスカル(数学者・思想家):デカルトの理性万能な姿勢を批判。
- スピノザ(哲学者):デカルトの影響を受けた。
- ロック(哲学者):デカルトの影響を受けた。
- マルブランシュ(哲学者):デカルトの影響を受けた。
- ハルス(画家):デカルトの肖像画を描いた。
参考資料
- ハルス:デカルトの肖像(ルーヴル美術館蔵)
参考リンク
- デカルト・哲学早わかり(Philosophy Guides)
(2017/08/11 改作)