ティントレット / ヤコポ・コミン
Tintoretto / Jacopo Comin(1518-1594)
イタリア・ルネサンス期の画家
ヴェネツィア出身。ティントレットは「染物屋の息子」を意味する通称。ティツィアーノの色彩やミケランジェロのデッサンを学びながら、画家として独立したとされる。生涯のほとんどを生地で過ごし、主に宗教画を制作。遠近法や短縮法を駆使した斬新な構図、躍動感のある人体表現、強烈な明暗対比などの劇的な作風は、マニエリスムやバロック様式を先駆した。代表作に「奴隷の奇蹟」「キリストの磔刑」「最後の晩餐」など。
関連人物
- ティツィアーノ(画家):ティントレットに影響を与えた。
- ミケランジェロ(彫刻家・画家):ティントレットに影響を与えた。
- ヴェロネーゼ(画家):共にヴェネツィア派を代表する画家。
- ドメニコ・ティントレット(画家):子。助手を務めた。
- エル・グレコ(画家):ティントレットから影響を受けた。
- ルーベンス(画家):ティントレットから影響を受けた。
参考リンク
- ティントレットの作品と解説(サルヴァスタイル美術館)
(2011/09/28 改作)