アレクサンドル・スクリャービン
Alexander Nikolayevich Scriabin(1872-1915)
ロシアの作曲家・ピアニスト
モスクワ出身。幼少よりピアノに親しみ、モスクワ音楽院でピアノと作曲を学ぶ。卒業後は一時母校の教職に就いたが、西欧諸国やロシア各地での自作演奏と作曲に専念する。作曲ではショパンの影響下に始まり、次第にニーチェや神智学に傾倒。従来の和声や構成を拡張して独自の神秘主義的な作風を示し、後年は視覚や嗅覚に訴える総合芸術を構想した。10曲のピアノ・ソナタのほか、交響曲「法悦の詩」「プロメテ、火の詩」などで知られる。
関連人物
- タネーエフ(作曲家):モスクワ音楽院の師。
- ラフマニノフ(作曲家):モスクワ音楽院の同級生。
- リムスキー=コルサコフ(作曲家):友人。
- ショパン(作曲家):スクリャービンが影響を受けた。
- リスト(作曲家):スクリャービンが影響を受けた。
- ニーチェ(哲学者):スクリャービンが傾倒した超人思想の提唱者。
- ブラヴァツキー(神秘思想家):スクリャービンが傾倒した神智学の提唱者。
- シマノフスキ(作曲家):スクリャービンの影響を受けた。
- パステルナーク(詩人・小説家):スクリャービンに師事していた。