アウグスト・フェルディナント・メビウス
August Ferdinand Möbius(1790-1868)
ドイツの数学者・天文学者
ザクセン選帝侯領出身。ゲッティンゲン大学でガウスから天文学を学び、1815年にライプツィヒ大学の天文学教授となり、後に天文台長も兼務した。一方、数学の分野では1827年に主著「重心算法」を発表。点の斉次座標を導入し、一つの平面から他の平面へのアフィン変換、射影変換を考察した。1858年に発見した表裏のない二次元曲面「メビウスの帯」で広く知られ、他に数論や組合せ論におけるメビウス関数に名を残している。